没頭力

こんにちは、あまね理樺です。

『没頭力』
普段生活している中でこのゾーンに入ると物事が気持ちよく進みます。

というか、進んでいることさえも感じていない状態と言ってもいいのかもしれません。
ただただ集中しているので、次々にやることが見えてくるし、何をやったらいいのかが明確にわかります。
これを没頭力といいます。

一つのことに集中している時、他の物事は意識の中に入って来ません。
自分が何をしているのかさえ気づいていない時もあります。
こういう状態に入る時ってどういう時でしょう?

私はチャネリングしてる時やこうして文章を書いていたりテキストを作っている時もそうですね。
もう、こういう時って、正解不正解とかこれをやってどうなるの?とか考えてない時です。

まさに、その道が光の帯のように見えてるから。
と言っても、遠くを見通している感覚はなく、その場「今」というこの一点に凝縮されてるのです。
ここをやってるからこそ、次の道が光に照らされたみたいに見えている、という感じです。

こうして没頭して何かをやってる時って、その精度も素晴らしいんですよ。
文章なんかも一気にかけてしまうし、後から自分で読み返してみても、「おもしろいなあ」なんて自己評価できるレベルです。
こうして、一日中スタバにいたりすることになるんですが、そういう時ってすごい爽快感があったりしますね。
もちろん、同じ姿勢してたりするので、肉体的には固まってたりしますが…

これ、どういう時に起きるのかなあって考えてみると、好きなことをやってる時であったり、伝えたいことがあったりする時かな。
もうその段階で迷いみたいなものはないです。
もし最初の段階であったとしても、書いてるうちになくなっちゃうんですよね。

よくセッションなんかでも情報をお伝えして、クライアントさんは深く納得して聴いているのに、ふっと我に返った時に言われる言葉が
「じゃあ、どうしたらいいんですか?」っていうやつです。

これね、
ほんと、思考の罠だと思うのです。

「どうしたらいいのか?」って思考の範囲なんですよ。
頭の中で理解したい。
「こうこうこうやったらこうなる」っていうのをまず納得して作り始める、みたいな。

人生ってそんな風にはできていないです。
「こうこうこうやったらこうなるよ」っていう答えが欲しい人がいたら、気づいて欲しい。
「人生に答えなんかない」ってこと。

この答えや結果ありきで進んでいくやり方って、ほんと、教育の弊害だと思うのです。
特に情報過多な現代において、誰かの成功体験をモデルケースにしてやっていきたいという気持ちはとてもよくわかる。
学校や、親や社会に常識をバッチリはめられて、そこからはみ出さないように工夫して生きて来たんだもの、「自由にやっていいよ」って言われても、「どうやったら自由にできるんですか?」と問いかけたくなるのはよくわかります。

でも、「どうやったらいいのか」というHow Toに沿って生きたいと思う限り、本当の意味で「自分」を体験することはできません。

思い出して欲しいのです。
子供の頃の自分を。
自分にやりたいことに没頭して遊んでたあの時間を。
そういう時って、「どうしたら?」の先には「やってみる」という行動がピタッとくっついてて、その結果「こうなるんだ」があって、また「どうしたら?」が生まれて試してみてっていうことの繰り返しが無意識に行われていたんじゃないかなと思うのです。

それくらいの没頭力がきっと誰にでもあったはず。
先行きを恐れて、または頭の中でシュミレーションしてやる前に結果を求める癖は一体いつから始まったんだろう?

それが大人になるってことの一つの利点かもしれないけど、もう一つの能力、まずやってみるっていうのを忘れちゃうとほんと、勿体無いなと思うのです。
そうして試行錯誤して時間も忘れて生きてみる、そんなことも人生の醍醐味ですよ。

そして、私が経験から思うのが、ほんと、人間ってよくできてる。
経験すればするほど経験値って確実に上がるし、いつの間にかできるようになってるのが人間だと思います。

ちょっと関係ないけど、そういう意味でもドラクエとかシュミレーションゲームってよくできてるよね。
勇者は旅に出て、いろんな人と出会い、いろんな情報に触れ経験し、一つずつ持ち物をグレードアップして、経験値を上げ、ラスボスに挑むのです。

時間という有限の資材をどこにつぎ込んでいくのか、今の私のテーマでもあります。


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