体験して初めて自分のものとなる
私たちは
すべてを体験するために
この地球にやって来た
教皇のカードには、たくさんのブッダが描かれています。ブッダというと、堅苦しく感じられるかもしれませんが、彼は究極の冒険者です。なに不自由のない王族に生まれ、それでも飽きたらず、さらなる自由を求めて野に下ります。そして幾多の苦難を超え、菩提樹の下で覚醒しました。教皇のカードは「どんな出来事も経験」ということを伝えています。経験じたいに良いも悪いもないのです。すべての出来事は中立です。宇宙の成り立ち・人生の仕組みを知りたければ、陰陽の両面を経験することが必要なのです。魂は目覚めるために輪廻転生を繰り返しますが、それはすべてを経験したいという魂の望みに基づいています。
教皇のカードが現れたら、経験を頭の中でシュミレーションして判断するのではなく、実際に行動してみましょう。知識とは、経験を通してはじめて知ることができます。「知っている」と「わかる」の間には大きな違いがあるのです。どの経験も貴重なものです。経験を通した知識こそが、人の心にも伝わります。教皇のもうひとつの側面は「教師」としての役割です。自分の経験を通して得た学びを、周りの人にもシェアしていきましょう。教皇はとても良いティーチャーです。
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